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『オリジン』(ダン・ブラウン)に使われている謎のテクニックとは?

■『オリジン』(ダン・ブラウン)に使われている謎のテクニックとは?

 

 

世界中で話題沸騰! 

『ダ・ヴィンチ・コード』をはじめとするラングドンシリーズの最新作『オリジン』がスゴイ。

 

『ダ・ヴィンチ・コード』を超える興奮がここに! 

徹夜必至の最強一気読みエンタメ!!

 

 

 


■ダン・ブラウンってどんな作家?

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■最後まで目が離せないストーリー展開!

 

 

スペインのビルバオ、マドリード、セビリア、バルセロナを舞台に、ラングドンの前に最強の敵が立ちはだかる!

 鍵を握るのは、人類最大の謎「われわれはどこから来たのか、どこへ行くのか」――。

 

 宗教象徴学者ロバート・ラングドンは、スペインのビルバオ・グッゲンハイム美術館を訪れていた。

 

元教え子のエドモンド・カーシュが主催するイベントに招待されたのだ。

 

カーシュはコンピューター科学の方面に進んで輝かしい才能を発揮し、〝預言者〟の異名をとるまでになった男だ。

 

 

美術館内では招待客ひとりひとりにガイドがつき、音声で案内してくれた。

 

ラングドンのガイドは「ウィンストン」と名乗るカーシュが作り出した人工知能であり、ほかの招待客のガイドも一手に担当していた。

 

 

カーシュはイベントで衝撃的なプレゼンテーション映像を流そうとしていた。

 

それは〝われわれはどこから来たのか〟〝われわれはどこへ行くのか〟という、人類にとって最も根源的なふたつの問いに答えるものであり、宗教を根底から揺るがす力があった。

 

宗教界は映像の公開に強く反対し、半ば脅迫してきたので、カーシュは身の危険を感じているという。

 

いよいよイベントがはじまった。

 

その模様は世界じゅうに配信されており、視聴者の数は二百万を超えてなお増えつづけていた。

 

カーシュ本人がスポットライトを浴びて登場した。

招待客は総立ちで拍手喝采を送り、ラングドンもそれに加わった。

 

――つぎの瞬間、銃声がドーム内に響き渡り、カーシュは額を撃ち抜かれて絶命した。

 

 

目の前で友人を殺されたラングドンは深い悲しみと怒りを覚え、犯人を見つけ出してカーシュの発見を自分が代わりに世界に伝えたいと決意する。

 

そんなラングドンに美術館館長のアンブラが協力を申し出る。

 

アンブラは美貌の女性で、イベントの準備をずっと手伝っていた。

 

彼女によるとカーシュのプレゼンテーション映像にアクセスするには、カーシュのスマートフォンに四十七文字のパスワードを打ちこむ必要があるという。

 

カーシュ暗殺は、宗教界によるものか? 

 

もしくは、スペイン王宮が関わっているかもしれない――かくして、誰も信用できない中で、ラングドンとアンブラは逃亡しながら、人工知能ウィンストンの助けを借りてカーシュの残した謎に迫ることになる。

 

 

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■謎のテクニックがふんだんに使われている!

小説には、謎のテクニックが不可欠だ。

 

読者の好奇心を刺激し、最後まで読ませるためには謎のテクニックがなければいけない。

 

作者のもっとも言いたい、重要なメッセージを読者の心の深いところに印象づけるためにも、謎のテクニックは必要だ。

 

 

ダン・ブラウンの『オリジン』には、それが強烈に効いている。

 

冒頭で、万国宗教会議のことが出てくる。

これは実在する会議で、数年に1度、約1週間にわたって、さまざま宗教関係者が一堂に会して話し合いをするらしい。

 

 

その会議に先立って、キリスト教とイスラム教とユダヤ教の3巨頭にカシュ—が、自分が発見したものをタブレット端末で見せる。

 

それは、〝われわれはどこから来たのか〟〝われわれはどこへ行くのか〟という、人類にとって最も根源的なふたつの問いに答えるものだった。

 

 

それを見た宗教界の3巨頭は驚愕する。

 

 

コペルニクスやガリレオが「地球は動いている」と訴えて聖書を否定したように、この世紀の大発見がふたたび宗教界を揺るがせることになる。

 

何としても、この発見を世に発表させてはならないと3巨頭の1人は強くは思うわけです。

 

しかも、3巨頭の1人は自殺する。

 

 

ここまで書かれると、いったい、どんな発見をカシュ—がしたのか?

読者は気になってしょうがない。

この答えを知りたくて知りたくて、ついつい次を読んでしまう。

 

ヒントは、次々と出てくる。

 

しかし、なかなか核心を明かさないという「じらす」テクニックが使われている。

 

最後には、〝われわれはどこから来たのか〟〝われわれはどこへ行くのか〟という世紀の大発見は明かされる。

 

 

「なるほど、これから人類はスゴイことになっていくんだなぁ」

と感心する。

 

ここで使われている謎のテクニックは、「登場人物たちは知っているけど読者は知らない」というパターンだ。

 

 

このテクニックを使うときのポイントは、知っている人物の反応をくわしく書くこと。

そのリアクションが大きければ大きいほど、読者の好奇心は刺激される。

 

「その発見って、何なんだろう?」

 

「早く知りたい!」

 

読者をウズウズさせたら作者の勝ちだ。

 

そして、随所にヒントを散りばめることも忘れないように!