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筋トレが最強のソリューションである 書評

悩みがあるとき、何をもって解決しようとでしょうか?

 ビジネススキル、雑談力、成功法則、人脈、過去の経験。人によってそれはさまざまだと思います。

 だが、『筋トレが最強のソリューションである』(テストステロン)の著者のような発想を持つ人間は世界を探してもそうはいないでしょう。

 

 彼はこう言いました。

 「すべての問題は、筋トレとプロテインで解決することができる!」

 …………はい。今この脳みそ筋肉野郎何言ってんだと思った人は大人しく手を挙げましょう。安心してください。この本を読む前の私もそうでした。

 筋トレなんかで悩みが解決するわけあるか!

 そう思うのが普通です。筋トレをすれば筋肉がつく。だが筋肉が仕事の場でなんの役に立つっていうのでしょう。重い荷物を軽々と持つことができる、それぐらいしか思いつかないと思います。

 しかし、筋肉というのは予想もしないほどの武器となるのです。また、筋肉をつけるということは想像以上に難しいことなのです。トレーニングの計画や自身のモチベーションなど、様々なことを管理しなければなりません。

 

 今回はビジネスの場から離れていると考えられている筋トレがどのように影響を与えるようになってくるのか。この本を元に解説していきたいと思います。

■そもそもなんで筋トレをするのか

さて、世の中を見てみると筋骨隆々でバーベルを上げ下げしたりしている人がいますが、彼らを突き動かしている原動力というのは何なのでしょうか。

その答えは脳内に分泌される神経伝達物質です。

筋トレをすると脳内からエンドルフィン、アドレナリン、セロトニン、ドーパミンといった物質が分泌されます。これらの物質は気分を高揚させたり、気持ちをリラックスさせることができます。

そして、筋トレによって分泌される最強の物質があります。

それがテストステロンです。

テストステロンは「勝者のホルモン」と呼ばれている男性ホルモンの一種で、筋肉を増やして体脂肪を燃やすとされています。そのほかにも睡眠や生活の質の改善などに多大な影響力を与える物質です。

そんなテストステロンが最強と言われている理由。それが精神状態をハイにさせるということです。

言っている意味が解らない? それもそうでしょう。しかし著者に言わせてみると、こんな感じになるようです。

 

「周囲に俺の敵は一切いない」

「限界? そんなの俺にあると思っているのか?」

「気に入らない上司や取引先がいる? そんな奴らは力尽くで消せるさ」

 

どうでしょうか? これがテストステロンの効果です。

普通に生活していてこんな発想を持つことができるでしょうか。少なくても私には無理です。

精神的な効果はそれだけではありません。

筋トレをしているとどんな悩みもどうでもよくなるのです。

そんなわけあるか、と思ったあなた。試しにその場で腕立て伏せを連続でやってみてください。回数は20回、自分の顎が地面にあたるかあたらないかぐらいの強度でお願いします。

私の場合だと10回を超えたあたりで腕が厳しくなってきて、15回を超えるともう腕を上げ下げするので精一杯になりました。その間ほかのことを考えている余裕など一切ありません。

つまり、筋トレをしている間は全ての悩みを忘れることができるのです。

本当に重要な問題はその後でも残っている問題だけ。そう考えると大抵のことはしょうもないことと思うことができるのです。

ちなみに著者の場合だと派手に詰まってしまったトイレだとか。

そういった問題は素直に業者を呼びましょう。それが最速の方法です。

 

 

 

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■筋トレをやると生活リズムが変わる

普段だらだらと仕事をしてしまって残業になる。ついつい甘いものを食べてしまう。毎日のように夜更かしをしてしまう。

多くの人が抱える問題でしょう。

しかし、そんな問題も筋トレ中心の生活になれば変えることができます。

では筋トレ中心の生活になるとどういった変わり方をするのでしょうか。

まず時間の使い方が変わります。

筋トレは継続しなければ意味がありません。そのためには時間を作る必要があります。仕事をどうやって早く上がるか。突き詰めていけばどうやって仕事を早くこなすかを考えることにもつながり、最終的には仕事の効率も上がります。一石二鳥です。

次に健康的な生活になります。

まず食事です。食事についてはタンパク質、炭水化物、脂質といった三大栄養素を中心にしたバランスの良い食事を3食しっかりと考えなければなりません。特にタンパク質は一番重要です。タンパク質はプロテインの主成分でもあります。タンパク質は筋肉を作るだけでなく、皮膚や髪、爪を作る原料でもあります。

炭水化物についても同じように意識を向けます。消化吸収の早い砂糖や白米、食パンなどを避け、吸収の緩やかな玄米や全粒粉を使ったパンに変えていきます。それによって血糖値が急激に上がるのを抑制し、肥満の元となるインスリンの分泌を抑えることができるのです。

睡眠はどうなるでしょうか。睡眠の場合は「超回復」がキーワードになります。

激しいトレーニングを行うと筋肉の繊維が破壊されます。それを修復する際、筋肉は24時間かけて元の状態に戻すだけではなく、以前より傷つきにくくするために筋繊維を太くします。

これが超回復です。

この超回復をうまく活用できないとどうなるでしょう。答えは簡単です。筋肉が増える前にまた筋肉を傷つけることになるため、いつまでたっても筋肉が増えません。場合によっては過負荷がかかった状態になってしまい、最悪大きな怪我の原因になってしまします。

ではこの超回復をより良く活用するにはどうすればいいのか。その答えが睡眠にあります。

睡眠にはゴールデンタイムと言われている時間があります。夜10時から深夜2時の間です。この4時間は成長ホルモンが多く分泌されるため、筋肉の回復に大きく貢献します。この時間に睡眠をとるように生活すれば、必然と健康的な睡眠を手に入れることができます。

 

筋トレを中心とした生活にすると必然と健康的な生活に変わることになるのです。

 

 

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■筋トレが持つ隠された力とは

さて、ここまで筋トレをすることによって個人の精神や生活が変わることを説明しました。しかし、筋トレが持つ隠れた能力。それは人脈を広げることができるということです。

筋肉で人脈を広げる。それはどういうことなのか。

海外ではビジネスで成功を収めている人は自己管理を行うために何らかの形で体を鍛えています。

例えば、マイクロソフトのビル・ゲイツは毎朝ジョギングを行っています。アメリカ大統領のバラク・オバマは毎日45分のエクササイズを週に6回行っています。

なぜ超一流のリーダーは健康管理に重きを置くのでしょうか。自身の体調管理もあるでしょう。しかし、鍛えた筋肉が語るものがもう一つあります。それはその人の自己管理能力です。

筋肉は自己管理がしっかりとできていないと保つことができません。つまり筋肉を保つ保つことができるというのはそれだけ自分の生活を管理できているという証明になるのです。

現にアメリカで一流のリーダーとして活躍している男性が女性の胸とお尻、どちらが人気かというとお尻のほうが人気なのです。胸は先天的なものですが、お尻は後天的なものであり、それを維持するにはそれ相応の努力をしている女性というように見えるのです。

一流のリーダーは早朝にトレーニングを行っています。そこに優れた体を持ってトレーニングをしていれば周囲にはどのように見えるでしょうか。もしかしたらビジネスをつかむチャンスとなるかもしれません。

 

 

 

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■まとめ

さて、ここまで筋トレが持つ隠れた力を説明させていただきました。

筋トレの効果は体を鍛えるだけではないということをご理解いただけたと思います。

でも、いきなりやれと言われても何をやればいいかわからないという人も多いでしょう。

そんな方にお勧めの方法があります。

用意するのは2リットルのペットボトル2本、これだけです。片手に一本ずつ持ち、ダンベルの要領で上げ下げをしてください。これだけです。これだけですが、結構な運動になります。

ここで一つちょっとした工夫をお教えします。

このトレーニングをする際、鏡の前で行ってみましょう。

鏡の前で行うと筋トレしている自分を見ることができます。それによって自身のやる気を引き出すことができ、モチベーションへとつながります。

健康を手に入れつつ、ビジネスの場でも活躍することができる武器を手に入れることができる筋トレ。

 

皆さまもぜひお試しあれ!!

 

(文・鴉山翔一)