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対立プロット

 

小説に2人の人物が登場し、

その2人がただ普通にお天気の話をするだけだと、

つまらない小説になってしまいますが、

 

対立するとおもしろい話になります。

 

とにかく対立させることです。

 

対立させるときのポイントは、

お互いの意見を明確にし、

対立軸をはっきりと読者に伝えることです。

 

そして、第三者が登場したり、事件を起こしたりして、

どちらの意見が正しいのか、

あるいは、どちらの意見も間違っていたのか、

 

答え合わせをするわけです。

 

では、下記のテンプレートの○○○○○に適切な言葉を入れて

ショート小説を完成させてみてください。

 

 

 

【対立プロット】

 

Aさんの意見はこうだ。

○○○○○○○○○○○○。

 

Bさんの意見はこうだ。

○○○○○○○○○○○○。

 

そのとき、こんなことがあった。

○○○○○○○○○○○○。

 

 

 

【文章例】

 

文子の意見はこうだ。

「女の幸せはやっぱり結婚して子どもを産むことだと思うわ」

秋子の意見はこうだ。

「そんなことない。結婚と出産だけが女の幸せとは違うわ」

そのとき、こんなことがあった。

高子が結婚したのである。「絶対に結婚なんかしない」といっていた高子が。

幸せそうな笑顔が教会じゅうにひろがった。

教会の中庭の階段。ブーケトスに女性たちが集まる。

ブーケが高く舞う。

それを追いかける女性たち。

髪を振り乱して、ブーケを獲得したのは「結婚だけが女の幸せではない」と言っていた秋子だった。(236w)

 

 

 

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文章例をたくさん読んで、

こんなパターンもあるんだなということを学んでみてください。

 

私の文章スクールの仲間が書いたショート小説です。

 

すべて「対立プロット」を使って書いています。

 

 

 

 

 

『実験』

 

 ある国の人は言った。

「武器をもつのが当たり前だ。もし相手が武器をもって襲ってきたらどうやって身を守るんだ。どうやって家族を守るんだ」

 私の国の人は言った。

「いいえ、武器を持つ人がいなくなれば襲ってくる人もいなくなるはずよ」

 ある国の人は目を真っ赤にして怒り出した。

「これだからあなたの国は平和ボケしていると言われるんだ」

 私の国の人もその言葉に激昂した。

「平和ボケで結構よ。あんたみたいな戦争好きの国の人には言われたくないわ」

「なんだと、この野郎」ある国の人が私の国の人に掴みかかった。私の国の人は必死に抵抗する。

 そのとき、辺りに1発の銃声が鳴り響いた。その音と共に、まるで糸を切られた操り人形のように私の国の人はその場に倒れていく。どうやらある国の人が怒り発砲したらしい。

 まただ、と私は思った。

「教授。実験結果が出ました」私はため息をつきながら、手にもったクリップボードの紙に『ある国発砲』と書いた。

「そうか」

「片方に武器を持たせた場合、実験100回のうち98回片方が撃たれて死んでいます。あの国ではなく私の国の人にだけ持たせた場合も同じ結果です」

「あとの2回はどうなったんだ?」

「奇跡的に撃たれた方が一命をとりとめています」

「そうか、どちらにも武器を持たせてもだめ、片方に持たせてもだめか。さっき実験が終わったと聞いたが、どちらにも武器を持たせなかった場合の結果はどうだったのかな?」

「片方の人が相手に殴りかかったところを100回のうち98回、近くを歩いていた複数の男性が止めています。怪我はありますが、二人共無事です」

「あと2回はどうなったんだ?」

「近くを歩いていた複数の女性が日傘で片方の人を叩いて止めました」

「決まりだな」教授は少し微笑みながら、机の上の紙にサインをした。

 

 

 

 

 

 

『成功』

 

 幼馴染である吉川と久しぶりに飲む事になった。吉川は大手商社に勤めている。オメガの腕時計を腕にぎらつかせ、ストライプ柄のジャケットの襟を正して吉川は言った。

 「大手企業に勤めて、出世をしていく事こそが成功への道だ」

 一方僕は色あせたシャツに、ジーパンという正反対の服装だった。僕はフリーのバック職人をしている。自分のバックブランドを世界中に広めたい、という夢を追いかけていた。  

そんな僕は吉川にこう返した。

 「夢を追いかけ続ける事こそが成功への道だ」

 僕らは激論を繰り広げた後、いがみ合いながら別れた。あいつと会うといつもこうなる。

 その後、吉川から突然こんな電話が来た。

 「明日の朝9時までに何とかバックを作れないか? 発注ミスが発覚して明日の展示会に出品予定だったバックが1つ足りなくなったんだ」

 「もうあと数分で明日になるぞ。今からは無理だよ」

 「頼む。色々なお得意さんにあたってみたんだが全てダメだったんだ。もう俺にはお前しか頼るやつがいないんだ」こんなに焦っている吉川は初めてだ。

 「わかったよ。明日朝9時にお前のオフィスに持っていくよ」

 「ありがとう」

 僕はそれから徹夜でバックを作り上げた。そして約束通り吉川のオフィスに持っていった。あのプライドの高い吉川が何度も何度も頭を下げて感謝してくれたのには驚いたが、その後僕らはもっと驚く事になる。

 なんと、展示された僕のバックが世界中から評価され、注文が殺到したのだ。さらには、その才能を発掘した吉川はその会社の営業企画部の部長に昇進したのだった。

 

 

 

 

 

『昔取った杵柄』

 

兄の意見はこうだ。

「母さんはもう施設に入れるべきだ」

 

弟の意見はこうだ。

「施設に入れるなんて可哀想だ。80歳になって、全く知らない人と一緒に生活させるのか?」

 

そんなときこんなことにあった。

母が夜8時を過ぎても帰ってこない。

 

兄は蒼い顔をしてリビングに入ってきた。

「ほらみろ、早く施設に入れた方がいいんだ。

呆けて、うちがわからなくなったに違いない。警察に電話した方がいい」

「そういえば…」台所にいる弟嫁が振り向き、

「お義母さん最近よく駅前の喫茶店入って行くとこ見るわよ」と言った。

「え?駅前の喫茶店って最近出来た?」

 

そのとき、カチャリと玄関の開く音がした。

みんな一斉に玄関に走って行く。

「母さん、どうしたんだよ!こんな遅くまで!!」心配の余り弟が怒鳴り散らす。

「遅くなっちゃってごめんなさいね~。ちょっとお手伝いしてたら遅くなっちゃって」

 

「手伝いって?」

 

「最近駅前に出来た喫茶店によく行くの…いまどき珍しくサイフォン使っているから懐かしくてね。マスターとも仲良くなっちゃって…。そろそろ帰ろうかなって思っていたら、団体さんが入ってきてお店がてんてこ舞いになっちゃって、見兼ねてカウンターに入ってお手伝いしちゃった。そしたら、マスタービックリしちゃって『もしできれば、週に何回かお手伝いしてもらえませんかっだって!で、私明日から週2日、アルバイトすることに決めてきちゃった。まだまだ、私のこと必要としてくれるところあるのねぇ」

 

母は、亡くなった父とともに30年間実家の駅前で喫茶店を営んでいた。

 

 

 

 

 

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『選ぶ基準』

 

愛子の意見はこうだ。

「人を選ぶ基準は外見よ。見た目ですべてが決まるわ」

美菜の意見はこうだ。

「そんなことはないわ。大事なのは中身よ。性格がよくなくちゃダメ」

そのとき、こんなことがあった。

 

お互いにパートナーを見つけ、愛子の結婚相手は、

カッコよくてモデルの様なスタイルの男性。

美菜の結婚相手は、お世辞にもカッコいいとは言えないけれど、性格がよく、誰からも好かれるような人と結婚した。

 

三年後、愛子は離婚した。

結婚当初はモデルの様な体型だったが、

次第に太り始め、すっかり容貌が変わってしまった。

仕事はなかなか続かず、借金は膨らむ一方で、

お酒を飲むと暴力を振るう酷い男だった。

 

 

 

 

『弟のお相手』

 

今日はお盆の日。一年ぶりに実家で顔を合わせた姉妹が上機嫌で話していた。姉妹の弟が同棲相手を連れてくると言う。

 

姉が言った。「式挙げないし、入籍もしないって、言ってたけどね。今流行の事実婚?でも子供ができたらうちにあるベビー用品みんなあげちゃおう。ベビーベッドも。お宮参りの着物も。」

妹が言った。「あの子、高校生ぐらいの時、俺一生結婚しないなんて言ったから、困ったわよね。姉の私たちが女の悪い見本を見せてるからだって言われて。事実婚だってよかったわよ。ところでベビー用品はうちのをあげるわ。うちのが姉ちゃんとこのよりちょっと新しいわよ。」

 

その時、玄関で声がした。弟が帰って来たのだ。

姉妹はにぎやかに玄関まで出迎えに行った。

「お帰りなさい。」

その時姉妹は見た。弟の後ろに恥ずかしそうに立つ弟の同棲相手を。その人は男だった。

 

 

 

 

『たい焼きはどこから食べるか』

 

エリの意見はこうだ。

「頭からガブっといくね。それに尻尾より、頭の方があんこ遭遇率が高いもん」

ミサオの意見はこうだ。

「えー、尻尾からだよ!頭からなんて可哀想すぎる!それにカリッとした尻尾が蒸気でふやける前に堪能するべき」

その時、最後に並んでいたタケシが戻ってきた、

「いや~、やっぱりたい焼きは開いて食べるにかぎるね~」といい、左右に開き片側にだけのったあんこをパクッと食べた。

エリとミサオが口をそろえて「それは絶対ない!!」

 

 

 

『ギャンブルで負けたとき』

 

僕の心の中に二人の僕がいた。

ポジティブな僕の意見はこうだ。

なんだよ~二回馬券外して、五万円負けたくらいで落ち込むなよ! 

次の最終レースで残りの五万円賭けちゃおうぜ!

絶対に当るって。

 

ネガティブな僕のの意見はこうだ。

もう今日は勝利の女神に見放されたんだよ。

残り五万円あるんだから

いまから彼女誘って美味しいディナー食べに行こうぜ。

チャンスはまたくるよ。

 

そして、こんなことがあった。

僕は彼女を誘いディナーへ行った。

彼女は満面の笑みをこぼして、美味しそうにステーキを口に運んだ。

僕はお金なんかよりも、彼女の笑顔が見たかったのだと思った。

 

 

 

 

『現代医療』

 

お父さんの意見はこうだ。

病気なんてな、薬飲んで寝ればすぐに直る。

医者は、何するかわからないからな。

俺が倒れても救急車は呼んでくれるな。

 

お母さんの意見はこうだ。

今時の医療は、すごく進んでいるんだから、

身体の具合がちょっとでも悪かったら、病院に行った方がいいわ。

お医者さまがわからない事なんてほとんどないわよ。

 

そのとき、こんな事があった。

父が、満員電車の中で、心臓発作で倒れたのだった。

その後、救急車で運ばれた病院の一連の対応が、

とても素晴らしく、父は何事もなかったかのように健康体にもどった。

 

 

 

 

『欲望と現実と』

 

田中さんの意見はこうだ。

「今日の昼飯は、絶対ファイトステーキハウスのステーキランチだ!」

佐藤さんの意見はこうだ。

「いいや、イケイケカレーの特盛セットのほうがいいに決まってる!」

 

そのとき、こんなことがあった。

総務部の鈴木さんが通りかかり、言い争う二人に声をかけたのだ。

「あ、田中さん、佐藤さん、今週末の健康診断の問診票とメタボ診断申込書、今日中に出してくださいね」

鈴木さんはそう言うと、にっこり笑って去っていく。

 

「・・・・・・今日は千住庵のざるそばにしておくか」

「・・・・・・そうだな」

二人はスーツがはちきれそうなほどふくらんだ下腹をなでながら、力なくそう言い合った。

 

 

 

 

『2人のママ』

 

キコちゃんママの考えかたはこう。

「一刻も早く保育園を見つけて仕事に復帰したいの。子供は可愛いけど、家で子供と2人きりで過ごす生活なんてつまらないし、自分のものを自由に買えないなんて絶対にイヤなのよ」

 

蓮くんのママの意見はこう。

「私はせめて幼稚園に入るまでは蓮と一緒に居て、しっかりと子育てをしたいわ。その方が子供にとって良いような気がするの・・・」

 

キコちゃんママは、保育園の抽選に見事当り、職場復帰をした

蓮くんのママはリトミックにプレスクールに、ママ友と子供を交えてのランチと、毎日が忙しい。

 

数年後、2人のママの状況は変化をしていた。

キコちゃんママの、職場が倒産したのだ。

思うように仕事が見つからず、自宅で毎日パソコンに向かっているうちに、キコちゃんママはネットで仕事をすることを思いつく。

収入は会社勤めをしていたころの倍近くになり、今は自分のノウハウを情報商材にして販売をするビジネスに着手している。

 

一方、蓮くんのママはというと、パパと離婚をすることになった。

パパに彼女が出来ていたのだ。

「子供のため」が口癖の蓮くんママは、パパにまったく気持ちが向かわなくなっていた。

 

悔しさと絶望感で何もする気が起きずにいると、メールが届いた。

差出人はキコちゃんママ。

新しいビジネスの案内メールだった。

 

「何よ、こんな時に」とメールを消去するつもりが、その手を止めた。

これは、もしかしたらチャンスなのかも。

蓮くんママは、キコちゃんママからのメールをじっくりと読み出した。

 

 

 

 

『男の幸せ』

 

ヒロの意見はこうだ。

「妻には子どもができてもずっと働いてほしい。何故なら、俺の給料だけではやっていけないから。収入が増えたほうがいい生活ができるし、自由に使えるお金があったほうがお互いのストレスも減る。」

マサの意見はこうだ。

「そうかな?今は子どもがいないから妻も働いていいと思うけれど、もし妻に子どもができたら仕事を辞めて育児に専念してほしい。何故なら、子どもにたっぷりと愛情を注いでほしいから。子どもができたら生活は大変になるけれど、僕が頑張ってお金を稼いで妻と子どもを養うつもりだ。」

 

その時、こんなことがあった。

ヒロは大阪へ、マサは福岡へ栄転になった。

その後、ヒロとマサの妻が妊娠した。

マサの妻は、もともと仕事に未練がなかったので、すぐに仕事を辞めた。

マサは、妻とお腹の子どもと3人で福岡に行き、新たな生活をスタートさせた。

ヒロの妻は、激怒した。

「は?何で私が、あなたと一緒に大阪に行かなきゃいけないわけ?!私は今の仕事が大好きだし、私はここで子どもを産みたいの!そもそも、あなたは結婚するとき『今の仕事をずっと続けてほしい。』と言わなかった?このマンションは誰が払っているわけ?!私が仕事を辞めたら今の生活ができなくなるでしょうが!仕事を辞めてマンションを手放すなんて私は絶対に嫌!私には私の生活があるの!だから、一緒に大阪に行くことはできません。子どもは私が育てますから!」

予想以上の激怒ぶりでヒロは困惑したが、彼女の言うとおりだったのでヒロは何も言えなかった。

結局、ヒロは1人で大阪に行った。

 

3年後の2人・・・

マサは順調に出世していき、妻と息子と3人で幸せに暮らしていた。

ヒロは単身赴任生活を過ごしていたが、妻が子供の父親と一緒に暮らしている事実を知った。

妻と男への復讐を誓ったヒロは妻を脅し、億単位の慰謝料と引き換えに離婚へ応じた。

 

男の幸せは妻次第・・・。

 

 

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