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願望プロット

 

今回紹介する願望プロットは、

読者を感動させます。

 

1つの願望を持ち、

さまざまな障害にぶちあたりながらも、

決して、決して、あきらめないという姿が、

 

読者の胸を打つわけです。

 

ポイントは「あきらめない!」ということです。

ですから、「普通だったらあきらめるだろ」

というような障害を次々と起こさなければ感動は小さくなります。

 

まずは、下記のテンプレートに言葉を入れて、

骨組みだけでいいので、作ってみてください。

 

 

 

 

【願望プロット】

 

 私はどうしても○○○○○○○○したいと思った。

 

 たしかに、障害がある。

 ひとつは○○○○○○○○だ。

 ふたつは○○○○○○○○。

 みっつは○○○○○○○○。

 

しかし、私は決して、決して、あきらめない。

 やるだけのことはやってみよう。

 ○○○○○○○○○○○○○○○○○○○。○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○。

 結果はこうだ。

 ○○○○○○○○。○○○○○○○○。

 

 

 

【文章例】

 ミナコは、どうしてもブラック企業をこらしめたいと思った。

 たしかに障害はある。

 

 ひとつは、裁判にかけるための費用がないことだ。

 ふたつは、ミナコには人とケンカした経験すらないこと。

 みっつは、そもそもひとりで大企業相手にケンカして勝てるわけがないこと。

 しかし、ミナコは決して、決して、あきらめない。

 

 やるだけのことはやってみよう。

 インターネットでブラック企業専門の弁護士と出会った。同じ苦しみの人とも出会った。ブラック企業を倒産に追い込んだ人から活動内容を聞いた。そして、自分にできることはすべてやった。

 

 結果はこうだ。

 ミナコの勤めていた会社の社長は解散を覚悟した。

 

しかし、翌日から、ミナコを攻撃するいやがらせがはじまった。(306w)

 

 

 

 

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文章例をたくさん読めば、

このプロットをより深く理解できると思います。

 

ですから、下記に並べておきましたので、

ぜひ、読んでみてください。

 

 

 

『にんじん』

 

私はどうしてもにんじんになりたいと思った。

なぜならどんな病気でも直してくれる魔法の野菜だと本で読んだからだ。

この野菜で寝たきりのお婆ちゃんの病気を直してあげられるかもしれない。

 

 でもにんじんが一体どこで手に入るのかがわからなかった。

ならば私が人参になってお婆ちゃんを助けてあげるのだ。

 

 確かに障害はある。

 ひとつめは私が人間であるという事だ。

 ふたつめはどうやったらにんじんになれるのか分からない事だ。

 みっつめは私がまだ子供だという事だ。

 

 しかし、私は決してあきらめない。やるだけのことはやってみようと思った。

 

 私は国で一番偉い人のいる建物の前でこう叫んだ。

 

「寝たきりのお婆ちゃんの病気を治したいんです。私をどんな病気でも治すにんじんにしてください」

 しかし、私は誰にも相手にしてもらえなかった。

それどころか沢山の人が、建物の窓から私をもの珍しそうに見下ろしながら笑っていた。

 

「まぁ汚らしい」

「気でも狂ったんだろ?」

「ほっておけ」

建物の前を行き交う人は口々にそう罵った。

 

 そう思われるのも無理はない。

私はスラム街の子だ。

服はいつ洗ったかも分からない位汚れている。

誰もこんな私の言葉なんて聞いてはくれないんだ。

 

 でも私は諦めずに何度も叫び続けた。

大好きなお婆ちゃんを助けるんだ。

 

「私をにんじんにしてください」

「私をにんじんに…してください」

声が擦れ、悔しくて涙も出てきた。

「私をにんじんに…」

 

 すると、私の背中の方から声がした。

「おじちゃんに詳しく聞かせてくれるかい?」

 

 振り返ると、全身深緑の服を着て、胸にお日様をつけた一人のおじさんが立っていた。

 

 

 

 

『素懐』

 

わたしはどうしても役者として成功したいと思った。

 

たしかに障害はある。

ひとつは、役者になって20年。もう48歳だ。

ふたつは、劇団の中では未だに裏方仕事だ。

みっつめは、今の収入では家族を養えない。

 

しかし私は決して諦めない。やるだけのことはやってみよう。

 

鼻持ちならないヤツだが、プロデューサーになった先輩に頼んでみた。

「ムリムリムリ、おまえさ、フツーなんだよな。顔、つまんねーし」と一蹴された。

 

プライドもかなぐり捨てて、大物役者になった後輩に仕事がないか頼んでみた。

「今、ドラマ不毛時代で僕でさえあぶれてるんですよ」と断られた。

 

オーディションにも落ちまくり、もうこれまでかと思ったとき、

妻がある雑誌を私に渡した。

そこには、インド映画の役者募集の告知があった。

 

私は今、インド映画でジャパニーズヒーロと呼ばれ、

大物役者として、充実した生活を家族とおくっている。

 

 

 

 

『虹の向こう』

 

私は、どうしても虹の向こうに行ってみたいと思った。

たしかに、障害はある。

ひとつは、そこへの行き方を私は知らない。

ふたつは、そこに行くのにどのくらいの時間がかかるのかわからない。

みっつめは、家族と別れなければならない。

 

しかし、私はそこに行くのが夢なのだ。

だから、決して決して諦めない。

やるだけのことはやってみよう。

 

虹が出た日、私は旅支度をして出かけた。

森に入ると、カエルたちが

「コノサキイクナラカエレズ」と合唱していた。

川を渡ると、鯉たちが

「ノボリハジメタラモドレス」と忠告した。

しばらく歩くと、谷の向こうに虹が立っていた。

 

虹を登り始めると、風は強く吹き始め、やがて嵐になった。

私は何度も虹の橋から落ちそうになった。

父や母や弟たちの顔が浮かんで悲しくなった。

でも、前に進むしかない。

 

結果はこうだ。

私は虹の橋を降りて、見たことがない新しい世界についた。

しかし、そこでは私は一番小さい生物になっていた。

 

 

 

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『叶わぬ恋い』

 

私はどうしても、生涯を添い遂げたい相手がいる。

それには障害がある。

 

ひとつは、彼は代々歌舞伎役者の家柄で私のような一般庶民には高嶺の花だった。

ふたつは、私は彼の稽古場の警備をしているスタッフの一人の男だ。

みっつめの障害は最大で、私は犬だ。

 

しかし、私は決して、決してあきらめない。

 

私は今日もしなやかなで優美な姿で稽古場に入っていく彼に「きゅーん」と羨望のまなざしを送る。

私はやれるだけのことをやるしかない。

 

そんなとき、花束を投げ捨て、ナイフを持ち「私のものになってぇぇ」と奇声をあげながら彼に向かっている女がいる。

私は無我夢中になって女へ吠え、歯をむき出して威嚇した。

ひぃ・・・といいながら振りかざしたナイフが私の肩に刺さった。

女は転げ警備員に取り押さえられた。私の肩からは血がボタリと落ちていた。

 

結果はこうだ。

私は命の恩人として、彼の家で片時も離れず過ごせることになった。

傷跡は足に障害を残したが、彼が私の世話をしてくれている。

いま、幸せに満ちている。

 

 

 

『プロポーズ大作戦』

 

 ワシはどうして彼女にプロポーズしたいと思った。

 たしかに、障害がある。

 

 ひとつは、養う収入だ。

 ふたつは、年齢だ。

 みっつは、体力だ。

 

 しかし、私は決して、決して、あきらめない。

 やるだけのことはやってみよう。

 

 年金だけでは稼ぎが少ないので、蓄えを投資にまわしたアドバイザーの言うとおりに行ったら、ワシに一億円の金が転がり込んだ。

 

 今年七十歳のワシは、ダンディな男性になるべくイタリアブランドの服を買いまくった。

加齢臭を打ち消すような香水も付けた。

 

 体力をつけるために、スポーツクラブに通いパーソナルトレーニングを受けたんじゃよ。

おかげさまで五十代の体力を取り戻したのじゃ。

 

 結果はこうだ。

 彼女にバラの花束を渡し、プロポーズした。彼女は笑顔で承諾した。

しかし彼女の瞳の奥の怪しい光をワシは見逃さなかったのじゃ。

 

 

 

 

『留学希望』

 

私はどうしてもフランスに留学したいと思った。

しがらみの多い環境から脱して、自分の力で自立しなければならない。

 

確かに、障害がある。

ひとつは、費用の問題。

ふたつは、恋人に反対されている。

みっつは、母親も反対している。

 

しかし、私は決して、決して、あきらめない。できるだけのことはやってみよう。

 

まずは資金集めのために、アクセサリーを作りネットで売り始めた。

もちろん、それだけでは費用は足りないので、バイトもいくつか掛け持ちした。恋人や母には、私の決意や夢を伝えるために、自分がデザインした洋服を作って贈った。

 

結果はこうだ。

恋人は、私の熱意に納得してくれた。

そこまで本気ならがんばってと言って、応援してくれた。

 

アクセサリーのネット販売は上々、バイトもなんとかやり遂げ、留学の資金もたまった。

しかし母だけは、ひとりっ子の私と別れることに、どうしても首を縦に振らなかった。

 

「あなたにもしものことがあったら、ママは一体どうしたらいいの!」

それで私は結局、母と一緒にフランスに行くはめになってしまった。嗚呼。

 

 

 

『脱獄』

 

俺はどうしてもこの地獄のような刑務所から脱出したいと思った。

こんな場所にいては、刑期を終える前に殺されてしまう。

 

確かに障害はある。

ひとつは、この牢屋からどうやって脱出するか。

ふたつは、警備員の目をどうやってかいくぐるか。

みっつは、建物を囲んでいる塀をどうやって越えるか。

 

しかし、俺は決して、決して、諦めない。

俺は同じようなことを考えている奴を何人か集め、建物の構造や警備員の巡回ルートなどの情報を共有した。そして、それらの情報から脱獄計画を立て、実行する日をひたすら待った。

 

結果はこうだ。

当初の計画通り、刑務所を囲む塀を登りきることができた。

だが、刑務所の周囲が海で囲まれているのを知り、絶望した。

ここへ連れてこられる際、窓が一切ないヘリコプターで護送された。刑務所の外がどのようになっているかなどの情報は一切なかったのだ。

 

看守に捕まった俺たちを待っていたのは、以前よりはるかに厳しい仕打ちであった。

 

 

 

 

 

『理想の上司』

 

私はどうしても憧れのK部長と付き合いと思った。40代前半で部長に出世している、わが社きってののエリート社員だ。

たしかに、障害がある。

 

ひとつは、そもそも彼は妻子持ちだ。

ふたつは、彼は仕事が出来る上によき家庭人で、愛妻家、子煩悩として有名だ。

みっつは、社内にもファンがたくさんいて、私はその他大勢に過ぎない。

 

しかし、私は決して、決して、あきらめない。

やるだけのことはやってみよう。

 

チャンスは部長と二人きりでいく出張の帰り道。私は思い切って気持ちをぶつけてみた。

「部長、好きなんです。付き合ってください。」

 

 結果はこうだ。

「今のその気迫でどうしてお客さんにも迫れないんだ。今のなら絶対今日の相手も落ちたぞ。よし、もう一回やってみろ。」

こうしてK部長は理想の上司であり続けた。

 

 

※あなたも、このテンプレートに言葉を入れて、

ショート小説を書いてみませんか?

 

書いたら下記の掲示板に書き込んでみてください。

 

 

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コメント: 1
  • #1

    大竹清子 (木曜日, 07 12月 2017 23:20)

    わたしはどうしても席を立ちたいと思った。
    どうやらさっき食べた牡蠣にあたったようだ。

    たしかに障害がある。

    ひとつは、ここが映画館で映画の途中であること。
    ふたつは、憧れの人との初めてのデートで映画を鑑賞中であること。
    みっつは、憧れの人にお腹の調子が悪いだなんて恥ずかしくて絶対に知られたくないということ。

    しかし、私は決してあきらめない。
    やるだけのことはやってみよう。

    私は演技をすることにした。
    自分のバッグを慌てて手に取り、さも携帯に電話がかかってきたようなフリをした。
    「ちょっとごめんなさい、凄く怖いお客さまからの電話なの。
    すぐに折り返し電話をかけないと大変なことになっちゃう。外に出て電話してくるね。」
    さも一大事がおこったような表情で彼に言ってみた。

    結果はこうだ。
    その時すでに彼は席を立って慌ててトイレに向かっていた。
    そうだ、彼もいっしょに牡蠣を食べたんだった。

    私もすぐに席を立ってトイレに向かうことが出来た。


    ちょっとギャグっぽくまとめてみました(^▽^;)